株式会社アイ・エフ・プランニングは、1998年7月12日をもって設立20周年を迎えました。日本の高度成長期、経済至上主義の中で、広告、店舗開発会社などその担い手として、大きくなった企業がたくさんありました。デザインという分野もそして企画という分野も、その一部としてもてはやされた時期もありましたがバブルが崩壊してその元凶の官僚と融着していた銀行や建築業は、お互いに助け合ってもたれ合い、生き延びようとしていますが、我々のような最も弱い立場の者は簡単に切り捨てて、企業エゴまる出しで無我夢中で走っている姿が見えます。しかしその中で企業人として自分のことだけを考えていればいい人達は、火の粉が降りかぶらない間は気軽にやっていけるのが、今の日本の姿であるようです。

デザインという分野は、その後も社会的立場が不鮮明なまま、かつての「商業主義と作品主義」で生きてきた、旧来型のデザイナー先生のおかげで、ますます力を失おうとしています。造形だけで商品性を語っても、売れるわけがありません。そんな人が口先だけで、経営コンサルみたいな話をするのも、度々見かけますが、経営戦略なしに、事業化計画なしに、販売計画なしに「モノ」の形や機能を語ってもだめなわけです。デザインの社会的な意味からすると、人のため、文化のためのモノやコト作りであり、モノ、コトの本質を作り上げることをデザインと呼ぶべきで単には付加価値や経営資源的な発想でデザインを論じるのではなく、人のため、文化社会に役立つモノ、コトを企業が作るにすぎないのであるという観点でデザインを見てもらわねばならいと思っています。ただし、先程も言いましたが、造形だけでなく経営戦略そのものとしてのデザインであり、思想と方法論の合体したものとしてのデザインが本当に分かっている者でなければ、こんな言い方は出来ないのです。だからといって、経営コンサルのように、自分が責任など全くとるつもりもない、学者みたいな人や、感性のない人が経営論を語るのも不適切です。

…………………………I.F.とは「IMAGE FACTORY」
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